インナーチャイルドについて
一般的には「内なる子供」と表現され、幼少期の心の傷や抑圧された感情をさしますが、
生まれてから青年期(20歳くらいまで)の期間と捉えてもいいと考えています。
大人になってからも心に傷を受けることがたくさんありますが、
心身ともに発達していく途中にある発達期に生じた心の傷は、傷が残りやすいだけでなく、より複雑な影響を及ぼすと言われます。
プログラムでのインナーチャイルド
インナーチャイルドまとめ
- 今までの環境や経験から作られた信念や思い込み
- 潜在意識に埋め込まれた傷
- 日常生活で制限を感じたり、不自由さを感じる原因になっているもの
インナーチャイルドがつくられる原因
インナーチャイルドは、幼少期の経験をもとに心の考え癖や、行動パターンをもっています。
一例ですが、以下のようなパターンが考えられます。
子と母のケース1
子供の頃お母さんから
「お行儀よく良い子にしないと、恥ずかしい、みっともない。人様から笑われる。」
と言われて育ったとします。
- 良い子にしないと怒られる。
- 自分のやりたいことをすると、お母さんに嫌われる。
- やりたいことは我慢する。
といったパターンが生まれます。
子供の頃は、母親から愛されるため、このパターン必要だったかもしれません。
ですが、親から何気ない言われた一言が影響し続け、
大人になってからも
「自分のやりたいことは我慢しないと愛されない・・・」と記憶され、
無意識層にあるパターンだけが残り続いてしまうのです。
大人になってからインナーチャイルドとの付き合い方
インナーチャイルドは、完全になくなることは不可能ですし、
一人の方に何パターンかのインナーチャイルドが存在します。
これらは無くす必要もなく、コミュニケーションをとり育てていくものです。
もともとは、インナーチャイルドは、自分を守るためのものです。
自分にとって手に負えないから厄介者にして消すというより、
うまく付き合っていく、自分の中で育てていくものです。
そのために、インナーチャイルドとのコミュニケーション能力というのがとても大事になります。
当プログラムでは、インナーチャイルドとコミュニケーションを取るための能力開発を行います。
プログラム中はもちろんですが、終了後も引き続き、
インナーチャイルドとコミュニケーションをとり、
ご自分を癒し育てていけるプログラムになっております。
私自身のインナーチャイルド経験から
ワンダーチャイルドについて
ジョン・ブラッドショーの「インナーチャイルド」という本の中に、ワンダーチャイルドという言葉が出てきます。
この本から引用すると、
ワンダーチャイルドとは
文化や親のしつけに汚染されていない生まれながらの子どものころの心のこと。
創造的、快活、明るく、生き生きとした心のことで、
傷ついたインナーチャイルドは、この自然なワンダフルな子どもの心が傷ついたものと言える。
インナーチャイルドが癒され制限が外れていくと、
純粋でプリミティブなエネルギーが内側から溢れだし、創造力が豊かになりなります。
そのため、自分にとっての喜びに誠実な心を持つ自己
=ワンダーチャイルドと共生できるようになります。
プログラムを通じて、一人でも多くの方が
自然体でありつつ
自由に生きる喜びを感じて頂ければと思います。