自分の前世を物語化してみたら

自分の前世をチャネリングしながら物語にしてみました。

少し前に書いたもので、ハイヤーセルフと繋がってチャネリングしながら書くので

書き終えた時は「これが自分の前世!?へぇ〜っ」て感じでしたが

今読み返すと、なぜか内側からとても満たされ、不思議と涙が溢れます。

 

手前味噌で恐縮ですが、この手の物語を書くのは小学生の頃から得意でして・・・

学校の先生から作文(特に物語)だけはよく褒められました。それ以外はさっぱりでしが・・・笑。

幼少期から日本昔ばなしと漫画にかじりついていたのが、今になって役に立っております。

 

理解を超えて納得でき、何度でも癒されるストーリ(物語)をご希望の方はご依頼もお受けしております。

詳しくは「アチューメント・セッション」まで・・・

では、私の前世のお話しです〜⭐️

 

ある猛者のはなし

遠い昔、ある町に一人の青年がおりました。

あまり町の人からは人気がなく、目立たないおとなしい人物でした。

体も小さく、身なりもあまりよくありません。

周りの若者と喧嘩をしても、勝つこともありませんでした。

ある日

青年は手の平の中に、一力の光が宿っていることを見つけます。

光は青年に問いかけます。

「あなたはなぜここにいるの?」

青年は答えられませんでした。

すると光はまた問いかけます。

「私の示す方に向かって歩きなさい」

青年は、この光が伝えるものが何か、わかりませんでしたが

手の平をかざすと光が射す方へ歩き始めました。

歩き始めると

光はただ道を照らすだけで、青年が問いかけても答えません。

ただ道に沿って歩く。

来る日も来る日も。

靴はすり減り、お腹が空きます。

それでも、山へ海へ川の中へと歩きました。

もう、戻る道すらわかりませんから生まれた町に戻ることもできません。

どうしようもない絶望と孤独を感じる時

青年は、光に話しかけました。

光は道を照らすだけで話しませんが、光と話しながら歩きました。

また来る日来る日も歩くと、

違う町人たちが青年に食べ物を、飲み水を、そして新しい靴を与えてくれました。

違う町で、新しい人との会話や笑顔と出会い、少しづつ青年の顔にも笑顔が戻ります。

そして

長い月日が経ち

やがて青年の体は、大きくなり筋肉もたくさんつきました。

たくさんの人たちに助けられながら、歩くこと。

どれだけ支えになったかを思い返すと、自然と涙が溢れます。

青年の心は、もう一人でないこと

そして、自分は愛されていることに気が付き始めます。

青年の顔に、完全に笑顔が戻ったとき、

何も持っていませんでしたが、とても幸せに溢れていました。

その幸せを誰かに伝えるために、また歩き始めます。

前の自分と同じ顔をしている人に、笑顔が戻るように

町から町へ歩き、人々を笑顔へ導きました。

青年は、もう何も怖くなくなっていました。

自分と光によって、人々が笑顔を取り戻すこと。

それがまた青年の顔に笑顔を灯します。

長い年月が経ち、青年は老人になり歩くことはできなくなりました。

手の平の光は、だいぶ前からなくなっています。

ただ、しわくちゃの手の中には、愛と勇気と笑顔がたくさん詰まっていることをいつでも感じることができました。

光をただ信じ、歩き続け、人々の愛にふれながら、自分が生きていること。

光が何を教えてくれたのかはわかりません。

答えはありませんでしたが、青年は最後までとても幸せに暮らしました。

 

 

END